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FAQ よくあるご質問 =WAX編=

修理、加工編 レーザー文字彫編 キャスト(鋳造)編

 
:WAXの青と緑と紫の色の違いは?
:大きな特徴は2つあります。
=硬さ=:青 < 紫 < 緑の順
=粘り=:青 > 緑 > 紫の順
 
:キャストした時の縮みの差はなぜ?
:縮みの差は、SV925 > K18 > Pt900 と、多少変わります。
キャストした際の温度の冷え方、地金の持つ粘りが原因と思われます。
小さい製品、大きい製品のキャストでも、冷え方が違うので縮み率は多少変わります。
 
:WAXでどこまで仕上げるのがベスト?
:多少荒くても、地金になってから仕上げればきれいになりますが、ワックスの段階できちんと仕上げておけば、余分な地金代もかかりませんし、仕上げ時間の短縮にもなります。
より、イメージ通りの製品に近づきます。
当ワックス工房では、ワックスの時の仕上げに力を入れており、自信があります。
もし、ご自身で製作されて仕上げに納得がいかなければ、裏抜きや仕上げのみでも承ります。
 
:キャストするにあたり薄さの限界は?
:キャストの際の地金の流れやすさなど問題が出てくる恐れがある為、薄さはその形状により限界が異なります。
一度店頭にお持ちください。詳しくご説明します。
 
:製作する時、道具は何を使っているの?
:代表的な道具はスパチュラですが、スプーンや彫刻刀でも可能です。
その時の用途に合わせ、道具自体をを加工し(削って)形を変えます。
自分にあった道具を見つけ加工するのも楽しさの一つです。
 
:大量生産ってできるの?
:大量生産は可能です。
一度製作したワックスを地金にし(原型)、「ゴム型」で型を取れば同じ物が出来ます。
但しゴム型により少し縮みがあり、ゴム型からワックスの類似品「インジェクション」を取り出す際、若干のゆがみが発生することもあり100%同じとは限りません。
 
:WAXってロウ素材で出来ているんですよね?手の温度では溶けないの?
:手の温度では溶けません。
熱したスパチュラ、アルコールランプの火で溶けます。修正や、テクスチャー仕上げなどで、熱や火を利用します。
*ハードワックスは溶けませんが、インジェクションワックスやシートワックス、
スプルーワックス等は体温でも柔らかくなりやすく変形しますが、溶けることはないです。
 
:WAXの削りカスって再利用できるの?
:再利用できます。
金属製の鍋で煮て容器に移し、冷ませば使用できます。
注意すべき点は、沸騰させすぎて泡を発生させないこと。また、ヤスリ、木のカスなどの不純物が入らないようにすることも大切です。
 
:WAX製作中、削りすぎました。どうしよう・・・(泣)。
:ロウ素材の為、溶かしながら修正可能です。
足りない所を盛ることが出来、表現力豊かな所がワックスの魅力です。
自由にイメージに近づける為に“盛り"も大切な技術です。
 
:WAXで製作する良さは?
:表現力、自由さ、親しみやすさもありますが、
ワックスのグラムの比重で、地金になった際のグラムが計算できます。
見積もりの立てやすさ、予算による事前の調整が可能です。
 
:プロになるにはどうすればいいですか?
:難しい質問ですが、依頼人の意思を汲み取れる事が大切です。
又、平面であるデザイン画から、頭の中で3D展開出来る能力が必要とされることもあります。0.1mm単位の細かさが要求される事もあります。
私も、クロスのペンダントから動物の置物まで、多種多様な注文にお答え出来る様、日々努力しています。
 
:製作依頼をしたいのですがデザイン画が描けません。どうすればいいですか?
:イメージに近い雑誌の切抜きや、写真をお持ちであれば対応可能です。
家で飼っているペットの写真を持ち込まれ製作依頼を受けることもあります。
GOSHO工房に職人が常駐していますので、詳しくイメージをお聞かせください。良い作品になるようお手伝いさせて頂きます。
 
:WAXでの製作をお願いしたいのですが、値段はいくら位かかるのでしょうか?
:サイズや細工によっても値段が変わってくる為、正確にお答えするのは難しいです。
特に口頭でのやりとりですとイメージの伝達が難しい為、FAXやEメールでラフ画を送っていただくと、より明確なお見積もりをたてることが出来ます。
もちろん御来店いただき、直接お話ができますと明確にお答えできます。
尚、お見積もりは無料ですのでお気軽にどうぞ。
 
:ボリューム感のあるアニマルモチーフの原型を作りたいと思っているのですが、
どのように出来るのでしょうか?
:原型は、ワックス原型と地金原型の2つに大きく分けることができますが、どちらもメリットとデメリットがあり、デザインにより変わります。
立体感のあるモチーフの原型を作る際には、細かい作業に向いているワックス原型がお勧めです。